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天城高原2009/01/17

美術館のある並木道
きのう天城高原の池田20世紀美術館をのぞいてきました。
ルノアール、ピカソ、ルオー、シャガールなどを含む20世紀の巨匠の作品が数多く収蔵されているそうです。実際にはおなじみの作家の作品は一点ずつくらいしか、展示されていませんでしたが、私の知らない作家の作品を多数鑑賞することができました。

今回の企画は「幻想」がテーマになっており、それを強烈に印象付けられた大作もありました。しかし、そのテーマからは当然にも抽象画が多く、私などにはよく理解できなくて、従って、感動が得られませんでした。絵画の場合は、やっぱり、感動が得られないと面白くないですね。お金払って、欲求不満になってはつまらない。

伊豆急の天城高原駅はなかなかしゃれた駅です。
改札口を出ると、構内は広く、回りにスーベニール店や婦人服店が並び、二階にもいくつかのレストランなどがあります。その雰囲気があか抜けています。また、駅舎を出ると、脇に足湯があって、2,3の人が入っていました。

しゃれているといえば、バスに乗って伊豆高原を進むと別荘風の家とともに喫茶店や各種工房が軒を連ねて、まるで軽井沢にでも来たかのようです。特に、大小の美術館や博物館の多さには驚きました。「陶磁ガラス美術館」、「天使の美術館」、「パリ装飾美術館」、「ねこの博物館」・・・等々。なかでも、「メルヒェンの森美術館」「ワイルドスミス絵本美術館」は今度是非訪ねてみたいと思いました。

池田20世紀美術館には喫茶ルームしかないので、すぐ向かいの喫茶風レストランに入りました。石段を登ったところが一階です。ここではフランス料理風の簡単な食事ができます。私はビーフシチューセット、女房殿は根菜のトマト煮(豚のバラ肉をシチュー風に煮込んだもの)をオーダー。なかなか旨かったです。多分、おかあさんが接客で、フランスで修行した息子さんがシェフでしょう。お二人に見送られて店を出ました。

食後は人家がまばらになったバス道路を行きます。20分ほどで湖が見えてきました。一碧湖です。伊豆半島では一番大きい湖だそうで、大きなリゾートマンションが湖岸に立ち、周遊道路が整備されていました。きょうは風も穏やかで行楽日和、私たちは散歩を楽しむため、山道を上下して富戸駅へ出ました。