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三番叟2010/10/23

見高神社への石段


紙灯篭

河津町見高の三番叟は江戸時代からつづく伝統ある郷土芸能として知られています。きょう初めて見て参りました。毎年22日と23日の両日、見高神社への奉納と言う形で開かれ、22日は夜、23日は昼間開催となっています。今回夜は敬遠して昼間にしました。

海際から細い路地に入ると、手製の紙の灯篭が神社まで案内してくれました。境内に上がり、先ずは神社に参拝。舞台の御神楽殿の前にはベンチが置かれ、開幕を待っている人たちの姿も。石灯籠には子どもたちの作った“紙灯篭”が並びます。

幕が開いて出演者一同の紹介が済むと、いよいよ三番叟が始まりました。先ずは千歳が舞い、次いで翁がゆったりと荘厳に舞い、最後に三番叟が躍動的な演技を披露してくれました。なかなか格調の高い式三番叟です。

翁


引き幕は江戸時代から引き継がれたものだそうで、傍らのオジイサンから、この幕が市川左団次の贈り物として江戸から船で運ばれてきたときに、鉈で三枚に切り裂かれたと聞きましたが、真偽のほどは?

引き幕


最後に回り舞台を2回実演してお開き。お祭りとしてはこのあと、餅まきや歌謡ショー、ビンゴ大会などが予定されていました。

来年は夜の舞台を見てみましょう。きっと、能狂言の雰囲気をより深く味わえるのではないかと思います。