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古い道をつなぐ2013/11/25


白田の東泉院の脇を上がり、左に別荘地への道を分けて間もなく矢射りの石があります。その地点から山側への道を上がって行くと数軒の民家があり、最奥の民家の上に立派なお堂がありました。
 


石段を上がって参拝します。お堂には「正一位稲荷」の額が懸っていました。振り返ると、大島が正面に横たわって見えます。「正一位稲荷」とはウイキによれば、伏見稲荷大社の本社勧進を受けて正一位になったものだそうです。
 


さて、実はこの道と迂回路からの道が現在は繋がっていないため、過去2回、上から降りてきて偵察しただけで戻っており、この道を繋げるのが宿題になっておりました。今回は下から上がってみました。

 


参拝後、尚、道を奥へ進みます。暫く進んで左へ曲がるところからヤブになります。道は明瞭ですが、竹ヤブで簡単に突破するのは無理なようです。そこで、左側の土手を這い上がることにしました。かすかに獣道が出来ています。
 


這い上がった先はちょっとした尾根で、そこはミカン畑でした。段々畑を上がって行くと、覚えのある空き地に出ました。前方に小屋があります。その前に出ると、あっけなく、上から伸びてきている舗装道路に出ました。これで上下がつながったのであります。

 




この道を上がって行くと、前回予想したように、古い道の出口がありました。ここで写真を撮っていたら、上から単車に乗った農家の方が降りて来たので訊いたところ、やはり出口だということでした。しかも古道はこの少し先から左へ折れて迂回路へ通じる道に合流するということです。ただし、ヤブは酷いと聞いて通行は諦めました。
 


そして、小学校の遠足で迂回路から先はほぼ先週、私が登ったルートで風車の丘に登り、水乗りへと向ったと話してくれました。今の5,60台の白田の人たちはそうした経験をみんなしているとも。白田の人たちも“水乗り”を目指したのですね。
 


ちなみに山神さまの位置はやはり尾根上ではなく、沢に面した斜面にあるとのことで、いつでも案内してやるよと云われたのには恐縮した次第です。