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港の工事 その22012/07/03

稲取漁港広場
役場前の広場で土嚢づくりが進んでいます。今朝から時折、ガラガラと土木工事現場の音が聞こえてきたのは、この作業のせいでした。

先ず大きな袋の口を広げて鉄の円筒をねじ込み、広がった袋に小石を流し込みます。袋を石でいっぱいにしてから、その円筒を引き抜きます。円筒をねじ込むところからすべてショベルカーが操作していました。

土嚢と云えば、私どもが目にするのは5,60センチぐらいの袋に土砂を流し込んだものでしたが、この港湾工事では大型の袋に石を詰め込んだ円筒状のものを使用しています。しかも、これを地中や海中にそのまま埋めるようです。

最近では土砂や石の代わりに軽くて吸水性の高いポリマーを中詰めすることで、運搬を容易にしている土嚢もあるとか。水を吸って重くなり、また乾燥させれば再利用が出来るとのことです。

大雨、出水のシーズンで土嚢をよく見かけますが、単に土嚢と言っても今やいろいろ工夫がこらされているのですね。