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山名2013/10/07

カキの木とキンモクセイ
久し振りに奈良本の図書館を訪ねました。史実などの資料、民話でも何でも、片瀬白田に関する記事を集めたかったからです。しかし、書架をひと通り探しても見つかりません。それではと手に取ったのが「新南豆風土史」(町教育委員会編)です。

何せ気まぐれの調べもの。例えば、こんな記事があると興味深々です。
「虎杖山(いたどり山)600m  三筋山から南に下る階段状のひとつ。西方の鉢の山に対している。この山の東腹に大小2個の凹地があり、北のものを小池、南東にあるものを大池と称す。いずれも今は涸渇して草刈り場」

先ずは、河津の新旧の林際寺経由で登ったことがあるあの山だろうと想像します。大池、小池については承知しているからです。帰宅して地図と照合すると、果たして大池に出る手前の高まりでした。標高が国土地理院表示では594mとなっていますが、これが虎杖山でしょう。

この漢字表記でイタドリと読める人は少ないのではないでしょうか?それと、山の名前をすべて網羅した地図はなかなか手に入りませんので、こうした形で期せずして知識を仕入れることが出来るのは嬉しいものです。

もう一つ。「三筋ヶ峯より小幡石山、大峯を経て向山の海岸に到る」「三筋ヶ峯より桃の頂上、白山、二つ石郷引、針崎ヶ峯を経て背入より海岸の奇岩挟石に到る」

聞きなれない小幡石山とは三筋山~大峰山の尾根上の中間にある527m峰ではないかと想像します。そして、桃の頂上はいいとして、白山、二つ石郷引、針崎ヶ峯となると、トモロ岬に落ちる尾根を地図でなぞって見当をつけるしかありません。これがまた楽しい作業なのです。確たる結果が出るまで宿題を負うことになりますが。

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