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いもほり2014/10/11

保育園児による いもほり の動画が出来ています。


面接した稲取の人たち2014/10/12

稲取港に舫い綱を伸ばして停泊中の漁船
早いもので、私たちが稲取の住人になってから来月で満6年になります。その間、言うまでもなく多くの方々にご支援、ご鞭撻をいただきました。ご当地の土地柄、人柄、歴史、習俗などに触れて、僅かでもそれらを理解し得るようになったのも、皆様のお蔭と感謝しております。

さて、これまでに私がインタビューの真似事をさせていただいた方の数が、このほど100名様を突破しました。その中には、当ブログに何らかの形で登場していただいた方、またプライバシーの配慮から、ご登場いただけなかった方もおります。

いずれにせよ、私の真意は先に書きました通り、この稲取を理解するための聞き取りに過ぎず、プライバシーをほじくる意図は毛頭ありません。配慮を欠いた記事があったとしたら、衷心からお詫び申し上げなければなりません。

ところで、この100名余の方々を100名にしぼって一覧表を作ったら、次のような数字が得られました。
1. 男性80名、女性20名。
2. 漁師10名
3. 農家29名
4. その他の職業28名
5. 年金生活者33名
以上100名
年金生活者のうち、現在何らかの畑仕事をしている人は21名にのぼりました。ですから、100名のうち、仕事を全くしていない人は僅か12名ということです。稲取の方は働き者が多いということですね。

ところで、そろそろインタビューの真似事はやめにして、次の段階に進もうと思いますが、さて・・・。

雨に歩けば2014/10/13

小雨の降るなか、敢えて外へ出ました。フード付きのヤッケを着て。これは水をはじくので中は濡れません。ズボンは濡れても風邪を引くことはなかろうというわけです。

畑ではレインスーツを着て仕事している人がいました。台風が来る前にやっておきたい仕事なのでしょう。元校長先生の姿を見た時はびっくり。いろいろと道具などが置きっぱなしなので、吹き飛ばされないように、と出て来たとのこと。

坂道の途中では、小さな貯水槽のなかで金魚が雨粒と一緒に跳びはねていました。金魚にも遊び心があるんですね。

帰りに、あの花オクラと宇宙イモを撮影してきました。アップの写真が撮れなかったのは残念です。

19号台風一過の志津摩2014/10/14

台風19号は大騒ぎした割には、東海岸に関しては大したことがなかったようです。今朝は久しぶりに志津摩に下りてみました。コースは馬道~ふたつ掘り~水下~志津摩遊歩道。

 

途中で田圃の具合を見に来たうわん丈さんと一緒に歩き、澄み切った空の下、処どころで立ち止まっては遠く爪木崎を眺め、ヨコオラの磯を眺めながら志津摩に下りました。

 

うわん丈さんは小学生の頃、あのオフネ石によじ登った事があると言います。岩の上は意外と狭く、ごつごつしていて、とても長い時間載っていられるような岩ではなかったそうです。

 

つまり、オフネ石、実はあの“役の小角”が大島から乗って渡って来たと言われる不動岩は、乗り心地が悪かったということです。その上、岩を下りて磯浜にたどり着く前にバランスを崩して脛を擦り剥いて痛い思いをしたのでした。
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志津摩の海岸

 

たるがねの先端に座す “地蔵岩”が、いつになく鬱蒼としたオツムを見せています。うわん丈さんは、昔は確かに松の木が生えていたが、その後、丸坊主だったはずだがね、と言う。そう言えば、ハサミ石の両方の岩のオツムにも今は松の木が生えていますね。

 

稲はやはり、殆どが寝ていました。うわん丈さんは別に驚いた風もなく、どんどん海岸へと下りてゆきます。倒れた稲を手で掴めるだけを束にして立ててやれば、その後の稲の生育に良い効果があるが、今の時代はそんなことに時間をかける余裕はないと言うのです。

 

しかし、その言葉の裏に、自給自足のコメとしては糊塗するのに十分な味と量を、毎年確保してきている自信が読み取れました。倒れた稲はそのままで良いと。

 

 

坂下川と志津摩川が海に注ぐ場所、即ち、河口は飛び石で渡れるようになっていますが、台風などの翌朝は水位が上がって飛び石は隠れてしまうのが常なのに、今朝はそんなこともなくのんびりと渡れました。

 

前回の18号のときより、たいていの道が荒れていなかったのは幸いでした。風による被害も殆どなかったようです。ただし、海はまだ荒れていましたね。磯に寄せる波が激しく砕け、白く散ってました。


渋柿2014/10/15

やっさかさんの家の柿が台風19号でだいぶ落ちていました。この柿は渋柿で、しかも実が小さいことから、今では収穫することはないとのことです。昔はそれなりの大きさで毎年実を付けていたのが、いつの頃からか小さな実が付くようになってしまったのだそうです。

大分前に大きな枝が折れてしまったことがあり、その所為で残った枝に付いた実がその後小さくなってしまったのでないかと彼は言います。一つ取ってきて測ったら、縦横ともに4センチ、ヘタがついている底もやはり4センチで、全体の形としては悪くありません。

樹勢はそれほど盛んではなく、高さが約2メートル。枝張りも遠慮ぎみです。ただし、枝の先端に近い部分に鈴なりのように沢山の実を付けています。私はミカンと同じように、摘果をしてないから小粒になってしまうのではないかと言うと、彼は、まあ剪定も何もしてないからねと、気のない返事。

ネットで調べたところ、やはり柿の場合もミカンと同じように剪定はもちろん、摘果も必要と書いてあります。ある年から急に小さい実を毎年付けるようになったのには、それまで主役だった大きな枝が折れてしまったことや、他にも理由があったのでしょうが、摘果もその一つであることは先ず間違いないですね。

この形の良い柿が大きな柿に変身したら、放っておく手はありません。もっとも、甘柿ならともかく、渋柿なので、彼にはその気はないらしい。そこで来年は時期を選んで私が摘果してあげると、約束しました。さあ、剪定と摘果の結果がどうなるか、今から楽しみになりました。