<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

カラスとゴミ2014/09/01

.
イソップ物語だったでしょうか?花瓶の水をカラスが飲もうとしているのですが、クチバシが届きません。そこで近くの小石を咥えてきて、その花瓶に落とし始めました。何回か繰り返して水が浮いてきたところで、クチバシを入れて飲むことが出来ました。

 

国道から成就寺まで下り、稲取駅方向へ道を別ける角で出会ったカラスが、そうした知恵に富んでいるお話しを今ここでしようとしているのではありません。ふてぶてしくもずうずうしい態度のカラスに石を投げつけたいだけなのです。

 

この辺りのゴミの回収は朝8時半ごろでは未だのようです。コンクリート塀を背に積み上げられたゴミの一部が散乱しています。ふと、その塀の上にカラスが留まっているのに気が付きました。2メートルくらいしか離れていません。最初、横目にギョロット当方を睨んだと思ったら、クビを後ろに向けてうそぶいています。

 

気が付いたときから、急いでカメラのスイッチを入れ、3枚の写真を撮りました。その間、1分間はあったでしょう。つまり、そんな“長いあいだ”逃げようともしないのです。羽がない人間なんて恐くないヨ、と言っているようなものです。さすがに、もう一歩近づいたら逃げました。

 

しかし、近くの電線に止まったと思ったら、何と、糞を落としたではありませんか!食餌行為を邪魔された腹いせですね。私は以前にもハトに糞を落とされたことがあります。一度は帽子の上に、もう一度はジャケットの肩の部分に。そうした経験がありますから、直ちに電線直下から離れていましたので難を逃れました。

 

カラスなんかに糞など落とされたら、さすがに石を投げつけたでしょうね。でも、野生動物虐待とかで、結局は泣きをみるのは当方です。歯ぎしりして地団太踏むくらいかな。

 

ところで、そのあとはカラスめ、仲間のもう一匹が同じ電線に寄って止まったことから、勢いを得たのか、カーカーと鳴いてからクチバシの両側面を電線にこすりつけたじゃありませんか!ああ、うまかった、とでも鳴いたのかしら?

 

“材木田”地区の皆様、ゴミ出しの日は網シートを被せてくれませんかね。このあと橋を渡って郵便局の横に出たら、港に出る駅前通りでも各所に出されたゴミはすべてポリのままで覆いはありませんでした。その後、榧の寺から小学校へゆく坂にはゴミ一つ無し。体育館の脇から国道に上がったら、道路脇の電柱にポリのままのゴミがうず高く積まれたまま。

 

その後、国道を横断して向かい側の道に入ったら、皮肉にも「まちをきれいに 東伊豆町」の立て看板。そして、入谷へ向かう道路ではさすがにどこも網シートで覆われていました。二つ掘りの先の賽の神様から水下へ向かい、各所にきちんとしたゴミ箱確認。

 

再び国道に下りて横断し、コンビニから銀水荘へと下る地点にポリだけゴミ。海岸に下りてホテル街をゆくと、さすがにゴミ箱や網シートなど完備。

 

ところが、どんつく通りをゆくと、軒並みポリ袋の山でシートありは一か所のみ。そして最後に静銀の通りもポリ袋のゴミのみで覆い無し。今朝はやたらとゴミの山が目に付きました。カラスに荒らされていたのは一箇所だけだったから、特に問題ないって?そうかなあ。観光客はどう見るかなあ。まだ寝てるかなあ。


稲取保育園農園にて2014/09/02

稲取保育園農園
.
何日ぶりかでスッキリ晴れた今朝は平並ハイウェーを歩くにも足取りは軽い。夕べ降った雨が空気をいっそう綺麗にしてくれて、キラキラした木漏れ日の中を歩ける幸せを感じます。

 

平並ハイウェーの「稲取保育園農園」まできたら、そこで農作業している方がいました。後でわかったのですが、稲取保育園の理事長、鈴木さんです。トマトの手入れをしているところでした。無駄な枝を伐ったり、“摘果”したりしています。よく見ると、赤く熟したトマトが野鳥の被害にあったのか、つつかれたような傷口を見せています。

 

これは実は野鳥による被害ではなく、蛾や蝶の幼虫が果肉に食い込んで出来たものだそうです。当農園では農薬を一切使っていないため、こうした被害は日常のことだと言います。従って収穫はおのずから限られてしまうとのこと。

 

被害と言えば、この農園でもイノシシに以前酷い目にあっています。サツマイモの収穫を前にしてそっくり見事に喰いつくされました。その痕が何と重戦車が通り過ぎたような凄まじい荒れ方だったそうです。しかも、いつ頃が旬であるかを嗅ぎ分けるのか、その時期を待っていたかのような正確さだったと言います。

 

今日は午後から園児が来て、ピーマンの収穫体験をしてもらうそうです。ピーマンと言えば、ニンジンと並んで子どもたちの嫌いな野菜とされていますが、この農園で毎年収穫にたずさわっているせいか、当園児にはそうした傾向は見られないそうです。これぞ食育なのですね。

 

食育といえば、こんなお話しも聞かせてくれました。この農園で栽培したキャベツの収穫に園児が揃って訪れたときのことです。目の前のキャベツの畝は無残にも荒らされていました。しかも、害獣によるものではなく、人の手で荒らされた痕が残っていたそうです。こういう理不尽な行為の痕を目の前にして園児たちは悲しい思いをし、将来の戒めにしたはずで、更に敢えて、良いことと悪いことの区別をしっかりと教えたそうです。

 

この話には続きがあって、キャベツを盗まれたあとにアオムシが幾つか見つかり、子どもたちは虫が大好きなので、保育園に持って帰りました。しかし、エサにするキャベツを街で買ってきて食べさせたところ、翌日すべてが死んでしまったそうです。人間には微量で人体に影響がなくとも、アオムシには致死量だったのです。これも環境問題の一つとして捉えたことは言うまでもありません。

 

.
稲取保育園には前身があって、平成元年に「たちばな童園」を法人として立ち上げたのが発端です。当時、東伊豆町には社会福祉法人の例がなく、鈴木さんご本人も全く知識がなかったため、骨格づくりや体裁をすべて整えるに至るまで大変苦労されたようです。研修に、三島や東京へ何度も通ったということでした。

 

社会福祉法人「たちばな童園」はその後、改修を経て規模を拡大し、更に、平成7年に「稲取保育園」として現在地に移転しました。現在では押しも押されもしない立派な施設を備えています。厨房があるのもその一つで、園児の昼食を自前で提供しているとのことです。

 

この農園で野菜を無農薬で栽培しているのも、園児の食に供するためです。有り難いことに「西の隠居」山田敏昭様から、この土地の提供を受けました。現在の「稲取保育園」があるのは、「西の隠居」をはじめ、多くの方々のご支援があったからだと、最後に話してくれたのが心に残りました。来月には園児による芋ほりがあるとのこと、その時はまたお邪魔したいと思っています。


カマキリの羽化?2014/09/03

?

昨日、平並ハイウェーを歩いていて、奇妙なものを見つけました。カマキリの抜け殻みたいな白いぐにゃぐにゃしたもの。おまけにオナカの中に何か内臓のようなのが少し覗いています。

見た目に凄く気持ち悪いのを我慢してじっと覗きこむと、蟻が何匹かうろついています。羽化して間もなく蟻に攻撃されたのでしょうか?大きさはカマキリの成虫ほどの大きさです。キリギリスに似ているけど、頭が三角のようですから、カマキリでしょう。

セミの抜け殻は見た目に固い皮のようにガサガサしていますが、この抜け殻のようなものは軟体動物のように柔らかそうに見えます。脱皮直後だったのでしょうかね?でも、コンクリートの道路の真ん中ですヨ。

ここでちょっとウイキペディアで勉強します。先ず脱皮の定義。
「節足動物では成長は脱皮を伴って行われるが、それ以上に脱皮せずには外形が変えられない。たとえば付属肢などを脱落させた場合(怪我や自切によって)、それは再生されるが、実際にそれが機能できる形になるためには、脱皮が行われなければならない」

「羽化(うか)とは、昆虫が、幼虫または蛹から成虫に脱皮・変態すること」

それからもうひとつ。「変態」について、完全変態と不完全変態がある。
完全変態: 卵が孵化して幼虫になり、蛹(さなぎ)に変化して更に羽化後成虫になる。
不完全変態: 「蛹を経ず、幼虫が直接成虫に変態する」

カマキリはセミやトンボなどとともに不完全変態。“へんたい”はともかく、カマキリはメスがオスを喰うことでよく知られていますね。恐いですね。

「帰省」2014/09/05

徳造丸 魚庵
きのうは嬉しいことがありました。「帰省」と「たたんだ千円札」の2篇の詩がそれぞれ、徳造丸のお食事処に額入りで飾られることになったのです。

この2篇の詩は当ブログでも皆様にご紹介しておりますように、浅田志津子さんとご主人の画家松本忠さん共著の「線路沿いの詩」に収められています。最初に私が目にしたのは、蓮台寺駅の待合室に掲げられた「たたんだ千円札」でした。次いで、稲取駅の待合室に「帰省」がデビューした時、私も驚きました。伊豆急さんもなかなかやるな、と感心したのです。

そして、この度、徳造丸の会長さんのお骨折りで、同グループの会場、2か所にそれぞれの詩が掲げられることに内定したのでした。多分、今月中には下田駅前と稲取の食事処「魚庵」に登場することになることと思います。なお、書物「線路沿いの詩」は下田の村上書店(2か所)と、稲取では山田書店で販売されています。

http://taakesan.asablo.jp/blog/2013/07/22/6912474
http://taakesan.asablo.jp/blog/2013/05/07/6803331
http://taakesan.asablo.jp/blog/2012/12/23/6667770

エアコンの運命や如何に2014/09/06

今年初めに私の体が“こわれ”てからというもの、冷蔵庫がこわれ、次いで、入れ歯がこわれ、それぞれ高額の出費が続いたと思ったら、今度はエアコンが“こわれ”てしまいました。低温の風が出て来なくなり、そのうちにカバーが自動で閉まらなくなったのです。

 

症状が出始めたのはこの夏の初めで、弱り目にたたり目でしたね。またの出費を覚悟したのですが、取りあえずフィルターを掃除してみようと、カバーを開けて抜いてみたら、何と、フィルター2つともホコリが一面に、しかも分厚く付着しているではありませんか!

 

そこで、先ずフィルターを水洗いして乾いたところで装着し運転しながら、このエアコン内臓の「内部清掃」の機能を働かせたところ、物凄い嫌な臭いが吹き出してきました。窓を解放してしばらく我慢。すると、冷たい風が出始めてきたのです。してやったりです。

 

これで何とかこの暑い夏を切り抜けることが出来たのですが、またまた難題が持ち上がりました。最近、このエアコンのカバーが完全に閉まらなくなったのです。しかも、このままだと、運転のボタンを押してもすぐエラーとなって運転が再開出来ません。

 

そこで面倒ながらマニュアルを読んで、取りあえず、カバーを正常な位置に手で押さえたまま壁電源のオフ・オン後、リモコンの冷房を押したところ、エラーが解消され運転が再開されました。しかも、冷たい風が充分出てきます。欣喜雀躍とはこのことです。
稲取ふれあいの森の広場

 

その後、使い終わってからも、やはりカバーの下部が開きっぱなしになってぶら下がっていました。これは下向きの風が出ている時の状態です。これを完全に閉めるには、カバーの下部を本体に密着しなければなりません。調べてみると、その部分の本体には左右に爪があり、そこにカバーに着いている小さなバーがセットされる仕組みになっていました。

 

リモコンの停止ボタンを押した時や上向きの風を排出するときに、カバーの下の部分が徐々に閉って本体に接近してくるのに合わせてこの左右の爪が姿を現し、カバーが本体に合わさると、カバーのバーの下に滑り込んでがっちりセットされます。また、上向きの風の場合は同時に本体上部の左右の爪が引っ込むことにより、カバー上部の左右のバーが解放されて開くことになります。

 

つまり、本体左右の下の2個の爪の出し入れが出来なくなってしまったのです。手で押しても、ガンとして動きません。プラスティックですから、あまり強く推し過ぎると壊れる危険性があります。しかし、この状態でも運転をスタートさせるとき、カバーを本体に手で密着して支えればうまくゆくことが分りました。運転が始まれば、手で支える必要がなくなります。

 

そんなわけで、運転スタート時の厄介さはあっても。何とか使えていたのです。そんなとき、電気器具に詳しい知人が訪ねてきたのでこの問題を相談したところ、いろいろ調べた上で、メーカーに電話し始めました。そして出て来た結論は修理を依頼することでした。折角ですから、そのまま修理の手配をし、2,3日後に業者が出張してくることになりました。

 

その際、本体を解体することになるから、数万円の出費は覚悟したほうが良いと知人が言うのを聞いて、そんなものかなと思ったのですが知人が帰ったあと、どうも私としては納得できません。運転スタート時の煩わしさを除けばエアコンとして充分使えるはずなのです。
.

 

そこで、開いたカバーを本体にあてがい、電源を入れて先ず運転OKを確認します。そして暫くたってから、風向きを変えてみました。上向きの風から下向きに変えました。カバー上部が閉まって、下部が開きます。それで暫く運転して、次にまた風向きを上向きに変えました。

 

上の左右の爪が引っ込んでカバー上部が開き始めると同時に、カバー下部が本体に接近してゆきます。そして本体に合わさったそのとき、何と、カチッと音がして固定されたではありませんか!本体下部の左右の爪が中から出てきてカバー側の左右のヒンジを捉まえたのです。

 

こうしてカバーがぶら下がることはなくなりました。その後も何度かテストして、停止ボタンを押したときもカバーはうまく収納されました。通常の状態に戻ったのです。そして勿論、運転再開でも作動はOKで、十分冷たい風が出てきています。つまり直ったのです!直ちに出張サービスを断わったのは言うまでもありません。

 

もし、この“幸運”がなかったら、多額のサービス料を支払わなければならなかった可能性があります。あるいは6年使ったこのエアコンを買い替えることになったかも知れないのです。とどのつまりは、 “爪”が錆付いて動かなくなったのがトラブルのもとで、使うだけ使って掃除を殆どしなかったツケをここにきて払うことになったのであります。シーズンオフには、いずれ本体の掃除も頼む必要があると考えています。