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稲取旧灯台から白田側へ2015/09/21

きのう当ブログにコメント頂いた方(開拓人さん)から、旧峠道をその日に一日だけ整備したというお知らせをいただき、急遽、今朝そこを訪ねてみました。開拓人さんはこの峠道を含む山のオーナーで、だいぶ前からこの道を整備されてきました。

http://www.geocities.jp/kaitakujin/

 

旧峠道とは、現在のトモロトンネルの真上にある旧灯台から白田側に通じていた旧下田街道、即ち東浦路のことです。この道は昭和53年の伊豆大島近海地震で旧灯台から先が大きく崩れて、今は通行禁止となっています。この時の地震で、この下の県道は廃道となっています。

 

旧稲取灯台と峠道の入口
刺繍館の先のバリアを突破し竹藪の先に出ると、しっかりした道があります。暫くぶりに歩いて、道は更に良くなっている印象です。間もなくあのオレンジ色のボートとブランコが現れ、懐かしさに感激。この辺りから彼のコメントにあったパワーショベルのワダチの跡がはっきりしてきました。

 

やがて切通のような箇所が2か所。この辺は大石小石が邪魔して歩きにくかったのが、すんなりと通れるようになっています。実はこの切通しに見える場所も上記地震の残骸です。

 

そして急斜面上に付けられた細い道を、よくぞパワーショベルで作業されたと感服しながらゆくと、横倒しになった杉の大木が現れます。この辺から先が岩ゴロの歩きにくい道でしたが、PWショベルのお蔭で危険なしに歩けるようになっていました。ただし、この部分はハイヒールではまだ無理です。

 

今回整備されたのは岩ゴロが尽きた場所までで、この先は木々に捉まりながら道を選んで、間もなくトモロトンネルの白田側入口に到着。入口のガードレール手前から旧県道に向って斜めに下りる踏み跡があるはずですが、今回はトンネル手前から直接旧県道に急斜面を下りました。尚、通行不能になったトンネルへは、この時期は草薮が生い茂っており、意欲が湧きませんでした。

<旧県道に下りる> 

この先は旧県道~東泉院~迂回路~新白田トンネル~クロカンコース~ふれあいの森経由で帰宅。


コメント

_ 岬石 ― 2015/09/21 19:04

この道は、稲取側から数回歩きました。最初歩いた時は、トンネル手前の荒れた斜面で、道が無くなりヒヤリとした経験をしました。私の勝手な推測ですが、東浦路は、この道から、白田の海を望む祠(八幡様か金比羅様か、今はトモロ岬方向は行き止まり)へ通じていたのだとおもいます。

_ inada ― 2015/09/21 21:00

岬石さん、こんばんは
この峠の古道をよく歩かれましたね。多分、道がなくなった場所は岩ゴロの辺りだったと思います。ただ、その位置の水平上の向こうに車の往来が垣間見えて、私もホッとしたのを憶えています。
それから、この道が白田の海を望む神社(来宮神社-シリタオギ神社)に通じていたのではないかとのことですが、中世にはこの神社は八幡神社だったという説があって、稲取の人も武運長久を願ってここに通ったという話を最近、土地の古老から聞きました。
東浦路は江戸へ通じる枢要な道であったばかりでなく、土地の人たちにとっても大事な生活道路であったと私も思います。
現在トモロ岬で行き止まりになっている所に今朝降り立ちました。その瞬間、その場所で岬石さんが描かれた絵を思い出しました。豊かな思い出をありがとうございました。

_ 岬石 ― 2015/09/22 07:10

祠は、立派な建物の神社ではなくて、ほんの小さな祠で、海と小田急線の間にあったとおもいます。その先は行き止まりです。山側は急峻な地形なので、辛うじて歩いて岬を越えるルートはここしかない感じでした。廃トンネル手前の数軒の家の入口にある賽の神さまあたりを、その祠から見晴るかすと、いにしえの古道の風景がイメージされて、今も記憶に残っています。

_ 岬石 ― 2015/09/22 07:14

その祠には白田の堤防からの道からしか行けません。

_ inada ― 2015/09/22 11:10

「白田の海を望む祠」のことを勘違いしていました。この祠でしたら、岬石さんのお話のとおり、東浦路の通り道、または休み場所であったと思います。この祠については、当ブログの2013年10月31日に記事を載せています。
http://taakesan.asablo.jp/blog/2013/10/31/7028722

_ 岬石 ― 2015/09/22 23:37

2013年10月31日の記事の通りです。写真を見ると、小田急線は祠の下を通っていますね。すっかり忘れていましたが、私の投稿したコメントもあって、記憶は、何とアヤシいものでしょう。パソコンの保存するデータがあるおかげで老人は助かります。

_ inada ― 2015/09/23 20:14

私も全く同感です。白田海岸の海を見つめる石仏の存在を今回、まったく忘れていたのですから。

きょうは朝から一日、歩いてきました。ただし、天城山のほんの入り口までしか届きませんでしたが。やはり、年寄りの冷や水でした。

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